2012年11月12日

女子パウロ会シスターからコメントをお寄せいただきました。

劇中には、仙台市のカトリック八木山教会が登場します。被災地での教会の活動、そしてクリスマスのお祝いで劇をする子供たちの姿も映しだされています。
そんな本作に、カトリック教会・女子パウロ会のシスター・清水京子さんから、コメントをお寄せいただきました。

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昨年の12月、仙台の夜。カウントダウンの後、街路樹のイルミネーションが一斉に光を放った。

人々の歓声が広がる。華やかな歓声というよりは、よろこびの光を心で受け止め味わうような歓声だ。
重苦しい日々に希望を与えてくれるような、ここにいる人々を祝福してくれているような、亡くなった人に鎮魂となるような光。
震災後、仙台に帰った監督は、親しい人々をフィルムにおさめた。
悲しみと苦しさの中でも、人々は、昨年と同じようにクリスマスを祝おうとしている。
しかし、震災という大きな出来事をとおして、それまでとは違うクリスマスになっている。
スクリーンには、クリスマスの意味を深めている人々が映し出されている。

清水京子(女子パウロ会)
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「女子パウロ会」のHPはこちら⇒http://www.pauline.or.jp/
何気なくクリスマスをお祝いしているけれど、クリスマスって本当はどういうもの?サンタクロースって誰!?と思っている方も多いと思います。
そんな疑問を解説もしてくれる「マメ知識」のページも。
「クリスマス「サンタクロースの起源」などなど、ぜひあわせてご覧ください。